ほんの少しの短文でちょっとだけ顧みてみる

ここまで数作書き終えてみて自己認識として分かった事は、第一に基本的にな文章力の欠如、そして救いようのない凄惨たる展開に対する拘泥だろうか。
(この2点は克服すべき汚点であり、その為の路線をこれから押し進めてゆくのだ…!)

基本的に私の書き物の登場人物はみんな名前がなくて、そのときそのとき自己の感情を少しだけ切り取って表現する為の存在にすぎない。
(故に起承転結のある物語ではなく、掌編形式の随筆しか書けないわけだ)
けど、ただそれだけの主人公にも愛情を注がなければ、読み物として最低限の出来にすらならない。そういった気づきもあった。

とはいっても、安易すぎるハッピーエンドは書きたくないし、寧ろ自己嫌悪と堕落による快感を表現しないとどうも物足りない気もする。
文体としてもどうしても背伸びしたくなるし、クドい表現を選びたくなる癖は中々矯正し辛そうだ。

相変わらず自分の性分の面倒くささに嫌気がさすなぁ……